アスリートコラム 「挫折Ⅰ」Vol.3 〜近江選手・佐藤選手・寺西選手〜

本日はそれぞれの選手の「挫折」についてのお話です。

着々と技術も認知度も上がり、今後の活躍がますます期待されている3人のアスリート。

そんな選手たちはこれまでにどのような経験をしてきたのか。

挫折なんてあったのでしょうか?


 

寺西「近江君、挫折とかあるの?笑」

近江「僕、小学校からアメフトしていて、中3の時に今のWR(ワイドレシーバー)というポジションになって、高校でもWRをやっていました。高1の時にスタメンを取れる自信あったのに出れなくて、、、。それが相当悔しかったのを今でも覚えています。

 その悔しさをバネにして大学に上がったときはルーキーから試合に出ていたので、その当時も4年の先輩に絶対勝ってると思って取り組んでいました。

 そんな中で大学一年生の頃関学(関西学院大学)との試合で、それまでは相手チームのDB(ディフェンスバック)にずっと勝っていたんですけどその試合では2個上の関学の田中選手と対峙して、ボロクソにやられて一度もボールを取れない経験をしました。

 その時に高校と大学のレベルの差を見せつけられて、本当に悔しかったです。

それから関学と試合するときは特別気合いが入るようになり、その経験の後からフィジカルアップにも取り組みました。この経験は僕のターニングポイントでしたね。

でも就活の時も困ったんですけど挫折はあまりしてなくて、というのも挫折を挫折として考えていなくて、ポジティブに生きようと常に考えています」


寺西「確かに、近江君って、なんでもパァッとポジティブにとらえるから挫折を挫折と思わなさそうだよね」


近江「ポジティブな人間っているじゃないですか。精神的に言えば良いことなんですけど、悔やんでる暇なくポジティブにやっていこうっていうのはあると思うんですけど、ポジティブって紙一重の違いでただのアホとも言い換えることできると思ってるんですよね。

何も考えずにぽへーっとやってるやつのような。なので自分としてはそういう風にはなりたくはないと思っています」


佐藤「僕は、ポジティブっていうとある状況に対して自分がどう認識するか。だと思っていて、例えばタイトなシチュエーションで自分の出番が回ってきたときに、これを失敗したらチームが負ける、戦犯だと思うのがネガティブで、これを成功させればチームは勝てるしヒーローにもなれる、と考えるのがポジティブだと思う。常にポジティブにプレーしようと思っています」

寺西「ポジティブ大事よね。最近思うのは、ポジティブに考えていたら本当にやらなきゃいけないことから逸れている時がある。あ、そこじゃなかった、って気づいたらなっていることがある。今までは慎重派だったから、むしろ1番最低をイメージしてたんだけどそれじゃ辛いからやめてポジティブにやろうと思ったんだけど、そうすると目的が逸れてしまうっていう課題が出てきた」


佐藤「もぐさんの挫折の経験は?」

寺西「高校3年までバスケをしていて、3年生のころはキャプテンをやっていたんだけど、自分は試合に出て1番上手いタイプのキャプテンじゃなくて…。シックスマンとかで起用されたりしていて、プレーで引っ張ることができない中でのメンタルの持ちようが大変だった。キャプテンだから頑張っている姿を見せなきゃと思ってシュート練習とか一生懸命していたんだけど、引退試合前の最後の練習で顧問の先生に全員の前で怒られちゃって…!

キャプテンなのにね、メンタルボロボロになっちゃったんだよね。そんな高校時代を歩んでいたから、挫折というか自分は頑張っても結果がついてこない人間みたいになって、名前の志保美も「美」が「実」だったら努力実ったかもねとか友達に言われて、、、。

 今思い返すと高校時代が苦しい時期だったなと思っている。でも時間があれば誰よりもシュート練習してたから、シュートの練習回数はチーム1だったんだよね。それを見た後輩たちから 最後の引退前のメッセージで「努力する姿を本当に尊敬してました」って言われて、その時初めてキャプテンとしてチームに何か残せてよかったな、本当に努力してよかったなって思えた。

 でも結果として残せない高校生だった。だからこそ大学ではじめたラクロスでは実る努力を考えてやるようになったかな。高校は苦い思い出ですね、、、。」

佐藤「努力は裏切らないとか嘘だよね、、」

寺西「絶対嘘だよ!!!」

佐藤「おれも高校時代QBっていうポジションやっていて、本当に下手くそだったんだけど、努力家の先輩に引っ張ってもらって一緒に誰よりもグラウンドに長く残って練習していたけど、結局上手くならなかった。努力は平気で裏切るし、量より正しく行うのが大切だなと思い知った」

寺西「努力の仕方を間違えてたって今だと思う」

佐藤「正しい努力は裏切らない、が正解だよね。近江は最初からなんでもできそうじゃない?笑」

寺西「そうだよね、なんでもできそう笑」

近江「いや僕棒使ってやるスポーツ苦手ですよ。テニスとか、ラクロスとか、やったことないですけど、ゴルフやった時とかもそんなに上手くなかったですよ」


佐藤「アメフトボール蹴ってもらったらめちゃ蹴れたじゃん」

近江「それはサッカーやってたんでね笑」

寺西「じゃあ佐藤さんの挫折は?」

佐藤「僕はやっぱり大学4年の全国決勝甲子園ボウルですね。下手だったQBから大学でキッカーに転向して、そこから上手くいっていて、関東の優勝確定するキック決めたり、リーグから注目してもらったりして。そんな中での決勝戦ラストプレー決めれば逆転のキックを決めることができなかった。対戦相手近江だったよね笑」

近江「そうそう、俺が2年の頃やね」

佐藤「その試合も最初ずっとボロボロに負けていて、それこそ漫画の様な追い上げから最後のプレーで決めたらスーパーヒーローみたいなシチュエーションが来て、決める気満々で蹴った。

サイドラインのみんなも切羽詰まった感じじゃなくて信じて笑顔で送り出してくれて

自信持って蹴ったんだけど、それでも決めることができなかった。大学の歴史上初の優勝を目の前で逃して、外した後のことはあまり思い出せなくてとにかく起き上がることができなかった。東京に帰ってからも当時寮に住んでてずっと寮の部屋で塞ぎ込んでて、死にたいってこういう感覚なんだなってくらいにやられていた」

近江「あれって何点差だっけ?」

佐藤「1点だね」

近江「あ、そっか。あれって、でもその前に反則あったんですよね」

佐藤「そうなんだけど反則で後ろに下がって、キックが長くなったのももはやラッキーだと思っていて、もう漫画じゃん!みたいな笑」

近江「もぐさん(寺西)あんまわかってないと思うんですけど、反則がなかったらすごい短い簡単なキック決めたら勝ちだったのが、反則で距離の長い難しいキックになっちゃったんですよ。どんな反則かというと選手とかじゃなくて大学の教授兼部長の人が興奮してサイドラインからフィールドに入って審判にぶつかっちゃったんですよ。笑

しかも相手にブロックされなかった?」

佐藤「されたねーでも自分の中でベストヒットじゃなかったから、もしちゃんとヒットしてたらもっと弾道も変わって相手もブロックできなかったなって。だからただただ自分が外したっていう認識」

近江「あんな時泣くしかないよな笑」

佐藤「泣くってかもう絶望だよ笑」

近江「僕ミスした時とかあんま内心は引きずってなくても、周りがなんかあいつミスったなーって見てくるからほんとはそこまで気にしてないのに、くそっ!みたいな演技するんですよね笑」

佐藤「俺はポジション柄、あんまり悔しがったりせずに冷静にミスった原因考えて、よし次!って感じかな」

寺西「なんでわざと悔しがるの?笑」

近江「みんなが、近江悔しがってんなーって思うやん」

佐藤「今後近江悔しそうにしてたらそうなんだと思っちゃうよ笑」

寺西「アメフトはプレー切れるから悔しがるとかあるけど、ラクロスはプレーずっと続いてるから、ミスしたら次カバーすぐいけ!ってなるから悔しがってる時間ないんだよね」



次回、挫折の経験がどのように今に生かされているのでしょうか!

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